
永久に・・・ 【more】
||| 後書きと解説 |||
長い間お付き合いありがとうございました。「永久に・・・」完結です。
連載開始前にすべて書き上がっていたんですが、途中かなり加筆したりと思いの他難産だったこの作品。エンディング0の納得のいかなさの払拭と、そして歴史は続いているをテーマに書き始めたはいいけども、かなり大風呂敷広げすぎの感も無きにしも非ず・・・かな。でもとりあえず今書きたい思いはすべて詰め込めたと思うので。あとは読んでいただいた方が気持ちよくなってくれればよし。いまいち納得いかなければ、他にも素敵なリリアト創作を書かれてる方はたくさんいるので、そこで気持ちよくなってくださいねと(笑)
||| 誕生 |||
この話の外郭はかなり前から出来上がっていたんですが、実はずっと書くのを躊躇ってました。
エンディング0の続き。リリーが旅立った後。
リリアト創作を書くにあたって、これってかなり大きなテーマだと思います。
でも1度書いてしまったらまた同じネタで書くことはできないので、今、この認識で書いてしまっていいのか・・・。将来別のいい展開が思いついたらどうしよう。かなりの悩みどころでした。
でもある時ふと思ったんですね。今は今しか書けないものがある。将来いい話が思いついたら、アナザーワールドとか言って、また書けばいいじゃん、と。ええ、私の思考回路ときたらいいかげんなものです(笑)そんな訳で書き始めたこの話。
||| リリーの旅立ち後のウルリッヒ様 |||
最初はウルリッヒ様は王室騎士隊の(副)隊長という立場があるからリリーについていけない。これを書くまでそう思ってました。この話の書き始めの原稿にもそういう文章がありました。でも書いてるうちにすっと「そんなもの捨ててリリーと一緒に行きたかった。けどリリーの為を思って言わなかった」っていうフレーズが出てきて、初めて、あぁそうなんだなぁとウルリッヒ様のその時の心情(って言っても、公式じゃなくうちのウルリッヒ様ですけど)が理解できた気がしました。創作を書いていると自分でも認識していないキャラクターの考えとか設定とか、そういうものがふっと出てくる時があって、そこがおもしろいなぁと思ったり。
って、まぁそんな事はどうでもよく、うちのウルリッヒ様に関しては、リリーがすべて。リリーが命。リリーがいなければ生きている価値がない。リリーがいれば他はどうでもいい・・・と、改めてその溺愛振りを認識したりしましたね。
||| リリーの旅立ち後のリリー |||
リリーはウルリッヒ様の事を思いつつも、錬金術やアカデミー建設にはしっかり打ち込んでたと思います。リリーは案外ウルリッヒ様がいなくても生きていけるタイプだと思うので。
いや、これは愛の深さの問題ではなく、性格的なものでしょう。恋愛に命をかけるほどのめり込めるタイプと、のめり込めないタイプって言うのがあると思うので(ちなみに私ものめり込めない派)。リリーは愛と錬金術どっちをとるって言われたら、絶対愛とは即答できないでしょう。これは個人の中での価値配分の問題で、愛がいくら深くてもこの部分は変わらないと思います。
でもやっぱりふと気が抜けた瞬間とかは、ウルリッヒ様のこと思い出しちゃって泣いたりもしてたんでしょうね。
||| エンデルク様とマリー |||
ここに出てきちゃいけない人たちです。でも出したかったのよぅ(笑)
エンデルク様のセリフはシスカや他の騎士隊員でも事が足りるんですが、あのセリフはエンデルク様に語っていただきたかった。ウルリッヒ様とエンデルク様はタイプが違うようで、似ているようで、やっぱり違うんですけど(どっちだよ)なんか馬は合いそうかなぁと。でも困ったのが呼び方。エンデルク様が「ウルリッヒ様」とか言うのってそぐわないし、「副隊長」って言うのもエンデルク様、今隊長なのに〜だしで、結局「あの方」と。ついでにリリーの呼び方にも困りまして・・・。だってリリーのほうが(たぶん)年上なのに呼び捨てもなんだし、かといってさん付けもねぇ。で結局「そなた」。千と千尋の影響色濃し(笑)今考えれば「殿」でもよかったかもね。
マリーはひとえに最後の涙を流すイングリド先生が出したかったんです。その呼び水。あと新旧主役の交流も続き物っぽくていいかなぁと。でもマリーさんのキャラ設定はあれでいいのかいまいち不安・・・。イングリド先生はなぜだか私の中ですいすい動いてくれたんですけどね〜。やっぱりあの人はインパクト強いのかなぁ(笑)イングリド先生とマリーの掛け合いも書いててすごく楽しかったです。
||| シュヴァルツ・シュテルン |||
もちろん私の捏造。知ってる方がいるかどうか。むかーしサイトを立ち上げた時に、ウルリッヒ様の馬の色アンケートというのを取って、色は黒に決定したウルリッヒ様の愛馬です。イメージは昔なつかし「北斗の拳」に出てきたラオウの愛馬。(って言ってもわからない人多いのかなぁ。なんてったって設定が199X年だし・・・)あそこまで大きくはないけど、あんなイメージ。すごく賢くてプライドが高くて自分が認めた人以外はその背に乗せない感じ。
で、性別は絶対メスです。ええ、ウルリッヒ様ラブです。シュヴァルツにとってはリリーさん恋敵です。だからウルリッヒ様が側を離れた隙に、リリーさんの事をガブッて噛んだりしてます、きっと(笑)そんなお話もそのうち書きたいですね。
||| そして結論 |||
ウルリッヒ様とリリーは一緒がいいなということで(笑)
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